日興レポートにNTTのドコモ買収に関して、興味深い内容があったので、一部要約して取り上げます。
ドコモは時価総額が大きく、日経平均はじめ、JPX400など多くの指標に採用されています。NTTは約4兆②545億円を投じます。TOB期間は9月30日~11月16日。
巨大な銘柄が指数から抜けることによる影響はどうなのか? 年金、ファンド、日銀ETF、外人などほぼ全ての機関投資家はドコモを保有しています。
TOBを通じて受け取った現金を再投資することによる影響は大きいです。パッシブファンドがドコモを3900円で売却し、の頃の全銘柄を再投資すると、日本パーカライジングで1.5兆円、サンゲツで1.3兆円の買いインパクトになるそうです。
また、4兆円超の売却代金すべてが再投資と仮定すると、11月は日経平均をはじめとする主要指数に膨大な特需が発生します。日銀ETFが1日約800億円ですから、その50倍です。
先の話ですが、11月下旬はドコモ売却特需相場があるかもしれません。
また、日本の株式市場はNTT上場がバブル総仕上げのスタート、そしてドコモ上場がITバブル。結果は残念ながらバブル崩壊でした。NTT上場からは失われた30年になります。
しかし、バブル崩壊の戦犯の一つであるドコモがなくなることは、逆バブル崩壊を意味しており、長期的には株式市場にとってポジティブではないでしょうか。
銘 柄
ロコガイド4497 6月IPO後7月高値もその後英明。しかし、直近は下値でクジラ幕が続いており、中長期的は大きなリバウンド期待。また、株価上昇請負人の穐田義輝氏が代表取締役というのも期待できると思います。
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