1997年7月にタイバーツ平価切下げをきっかけにアジア通貨危機が起こりました。98年秋にはロシアデフォルトでヘッジファンドのLTCMが破綻しました。 しかしアジア通貨危機の2年前にメキシコ危機がありました。 当時のサムスンは時価総額でソニーの何分の1だったでしょうか。今ではトヨタ並です。
 
韓国も通貨危機に見舞われました。財閥収入の大部分が国内通貨だったため、外貨の負債が膨らんで外貨を調達できなくなりました。 

ギリシャはドクマではありません。ユーロに残る限り急激な通貨暴落、資本流出は避けられます。また、チプラス首相はじめ緊縮反対派が間違っているのは、先進国なら金融市場に十分な信用力があるため、ケインズ流に景気刺激策が取れますが、信用力のない国では借入れを増やしたり金利を引き下げる余裕はありません。ここがアベノミクスが出来る日本との違いです。高名な学者でさえ先進国と発展途上国の金融システムを同列でみています。なので黒田・安倍批判が噴出するのでしょう。

目先の相場ですが、NYも東京もリバウンドです。次にW底確認の動きがあると思います。戻りは売りで対処かと思います。

   銘柄

キーウェア3799  国の大掛かりなシステムは富士通、NEC,日立、NTTが引き受けるものです。その中でもNECは有力で、系列である同社にも恩恵はあると思います。

日東工器6151 伸び悩みましたが、一時高値更新。飛躍は近いと思います。

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