市場関係者は根拠のないアノマリーが好きですので、大発会、1月の日経平均とその後をみてみます。

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大発会上昇、1月下落→年間でプラスは5回、下落は8回が過去の結果です。(表は日経より)

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上は原油先物建玉です。緑はNYMEX原油先物の投機ネット建玉(週次ベース)、赤はWTI期近物です。
建玉が急増している割には価格はそれほど上昇していません。原油価格は上値は重たい、しかし急落もないと思います。

なぜ原油を取り上げたかといえば、サウジアラムコは18年のIPOを計画しています。孫正義氏はサルマン副皇太子と10兆円ファンドを立ち上げる予定です。サウジは今後5年間で最大450億ドルを拠出しますが、覚書に拘束力はないようです。そして拠出金はアラムコ上昇による資金から出るともいわれています。したがって原油価格が大幅安した場合、IPOは延期されるかもしれません。そうなると10兆円ファンドも大幅に縮小となる可能性があります。トランプ氏の前で大風呂敷広げた手前、そう簡単には撤退できません。この点でも原油価格維持は重要です。

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