・一面 今こそ輝く イノベ株
 インフォマート(2492)請求書の電子化という、ありそうでなかった新市場を開拓し、2017年12月期は過去最高の純利益を見込む。過去5年で時価総額は14倍に膨らんだ。同社のシステムがデファクトスタンダードを握りつつある。
技研製作所(6289)無騒音・無震動でくいを打ち込める世界初の「圧入式」くい打ち機を開発。騒音や振動がなくなり、住宅密集地や夜間の工事も可能になった。都心部ではほぼ100%同社のくい打ち機が使われるようになった。
アスカネット(2438)全国の葬儀社から1日1000枚規模で故人の「思い出の写真」が届く。その社員を使って故人にふさわしい遺影に仕立てる。全国の遺影の3割を同社が握り、増収増益が続く。
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・有事は押し目買い
過去の地政学リスクと株価の関係をみると、おおむね3~4カ月で株価が戻るケースが多く、押し目は経験則で買い(みずほ倉持氏)
英スタンダード・ライフ・インベツトメンツのロジャー・サデウスキーは「円買い・ウォン売り」のポジションを持つ。
低金利の円を借りて相対的に金利の高い通貨を買うキャリー取引の巻き戻しが発生しやすい円は、今やドルよりも有事に買われやすい。アジア株の中でも流動性の高い日本株はヘッジ売りの格好の対象だ。

・日経平均月足陰線連続3か月。過去最長は6か月で2回。朝鮮動乱の特需が消滅した1953年10月~54年3月、サブプライムローン問題からリーマンの2008年6月~11月。しかし2009年3月以降では連続陰線は3か月が最長。 

・ダブル・キャピタル ガンドラック氏
米10年債利回りは2.25%未満、もしくは2%弱まで低下し、その後上昇に転じるだろう。大規模減税の実現性が低下すると、債券に資金が戻る。

・トランプ報告書
15日前後にも米国の為替報告書が公表される。昨年4月29日に好評された米為替報告書で、日本が為替操作をしているかどうかを見張るための「監視リスト」に入った。
 2017-04-09