・今度の日経平均は違う 脱・円安 強くなった日本企業
ミスミ(9962)は中国江蘇州にある工場の増産投資に追われている。ミスミなら他社に注文すれば数週間かかる部品が2日で届く。
外人は5月1週までの5週間で9100億円を買い越した。

・3指標で探る「稼ぐ企業」
1、収益力 島精機(6222)ファーストリテやインディテックスといった世界の衣料製造小売り(SPA)向けに編み機の出荷が大幅に伸びた。バングラデシュでも、これまで手動だった編み機から自動で24時間稼働し続ける同社の編み機への転換が進んでいる。
2、創出力 ROIC(投下資本利益率)をみると日本M&Aセンター(2127)は17.3月期のROICが30%近くまで高まった。団塊世代が続々と引退するなかで、後継者難に陥った中小企業の事業継承需要が膨らみ、「所属のコンサルタントはフル操業状態が続いている」
3、還元力 DOE(自己資本配当率)

・米利上げと政治安定
今回は円安の追い風を受けないで、2万円に迫った。T&Dアセットの神谷氏「欧州の政治リスクはほぼ考えなくて良くなった」
中国経済の安定。中国は例年5月ごろから成長の勢いの鈍る「五月病」の傾向があるが、5年に1度の共産党大会を控える今年は大丈夫かもしれない。
日興アセット神山氏「日経平均は18.3月末に2万2千円まで上昇する」

・景気回復 消費に及ぶか
内閣府は18日、17年1~3月期のGDP速報値を発表する。民間予測は+1.9%で、5四半期連続のプラス成長の公算が大きい。

・日本郵政
日本郵政が野村不動産買収に乗り出すのは、収益改善の道筋を明確に示す必要があるからだ。早ければ今年夏にも政府保有株式の追加売り出しを実施する。

・有機EL
キャノン(7751)東芝メディカル買収効果で、17.12月期の連結純利益は3年ぶりの増益になる見通し。だが、「メディカル以上にキャノントッキの寄与度が大きい」(日興桂アナリスト)との見方がもっぱらだ。キャノントッキの今期営業利益は370億円で連結全体の1割強を占める。
有機EL製品の次の本命として注目されているのが自動車の照明。BMWが一部車種のブレーキランプに有機EL照明を採用したほか、アウディもTTの一部モデルで有機EL採用を決めた。有機ELは部品の軽量化などにつながるとみられ、自動車メーカーの有機ELシフトがにわかに進んでいる。コニカミノルタ(4902)とパイオニア(6773)の有機EL照明事業統合の背景にも、こうした流れがあるとみられる。

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