我々の予想通り日経平均お中心とした大型株主導の相場となってきました。マザーズもそそここ入れしたとはいえ戻りは鈍い。投資家にとって危険なことは成功体験です。アベノミクス以降、新興・小型で個人投資家は資産を増やしました。ツイッターでも時価総額の小ささが投資対象となっています。しかし、バブル期、2004~2007年は大型株相場で新興市場は見向きもされませんでした。
日本はまだ金利が上昇しませんが、米金利がもっと上昇すればバリュー投資中心で、時価総額の小ささが逆にネックになるでしょう。

ところで、野村が中小型株レポートを出しています。米中貿易摩擦に巻き込まれる大型輸出株より内需の小型株という論法です。なお野村の小型株は時価総額2000億\以下を指します。
我々はこの考えは短期では有効でも長期では疑問い思います。日本は1980年代、日米貿易摩擦、ドル貿易のため、G7以降、内需主導経済への大きく舵を切りました。そしてバブルが発生します。
中国も同様に現在輸出主導の経済を内需主導に切り替える必要があります。日本と違い、中国が内需主導経済となれば周辺国にとっては膨大な需要が発生します。 外資規制緩和も進みます。日本経済にとってまたとないチャンスかもしれません。

また、米の貿易戦争は米企業の海外資産の国内回帰を促しますので、一時的はドル高・株高となるかと思います。この点でも日本は有利です。ドル高円安予想に反してついてはまた後日述べたいと思います。

しかし、東京市場もいったん撤退もしくは買い見送りが近づいています。しかし調整は長引かず再度買いになると考えます。